重要指標発表時の戦略
重要指標発表時の戦略は非常にシンプルです。
アメリカ重要指標瞬間戦略1
ターゲットとなる指標は以下です。
- FOMC
- 雇用統計
- GDP
- 政策金利
指標発表3分前に動きます。
- 指標発表から3分前に
- そのときの成行値でエントリーします。 ・ドル/円-----ロング
- ストップはそれぞれ50pips、リミットはそれぞれ70〜100pipsを目安に入れます。
・ポンド/ドル-----ロング
なぜドル/円、ポンド/ドルの組み合わせかというと、米指標の結果でドルが買われた場合、ドル/円は急上昇、ポンド/ドルは急降下となることが多いからです。
よって、結果としては、一方がストップにかかり、もう一方がリミットにかかります。 つまり、どちらか一方は損失を出し、もう一方は利益が出ます。
ただし、上記のようにストップとリミットの差が20〜30pipsあるので、 トータルではその差額が利益となります。
アメリカ重要指標瞬間戦略2
指標時3分前にロングかショートどちらかにヤマを張り、エントリーします。 対象はドル/円、ポンド/ドルです。
同時に両通貨ペアともエントリーする場合は、
- ドル/円ロングの場合はポンド/ドルはショート
- ドル/円ショートの場合はポンド/ドルはロング
ストップは50pips、リミットは70〜100pipsを目安に入れます。
戦略1.との違いは、 損をするか得をするかどちらかであるということです。 つまり、戦略2.は必ず勝てるわけではありません。
どちらもストップにかかる可能性もあります。 その場合損失は100pipsになります。
自信がないときは「戦略1.」を使い、 予想に自信があるときや、大きく勝ちに行きたいときは、「戦略2.」を使うと良いでしょう。
指標時以外のトレードで、リミットをストップよりも20〜30pips 多めに設定すると、 ただヤマを張ってエントリーするだけでは、50%の勝率を挙げていくのは難しいかもし れませんが、指標時にヤマを張るということは50%の確率で勝てるわけですから、 ストップよりもリミットを大きく取ることでトレード回数を重ねることにより 利益を積み重ねていくことができます。
指標時は相場がどちらか一方向に大きく動くことが多いので、そのような場合は、 ストップよりもリミットを多めに設定する方法が有効なのです。
アメリカ重要指標瞬間戦略3
この方法は特定の業者と取引した場合にのみ有効です。
- 指標発表時から3分前にそのときのプライスを基準としてエントリーの指値を2本同時に入れます。 ・ドル/円ロング(買い)-----そのときのプライスから40pips 上
- ストップはそれぞれ40pips、リミットは入れません。 時間の制約がある方は、70pips〜100pipsで設定しても良いです。
- どちらかの注文が約定したら、すかさずもう一方の注文を取り消します。
- あとは、なるべく利益の幅を大きく取るべく小刻みにストップを上げていきます。
・ドル/円ショート(売り)-----そのときのプライスから40pips 下
この作戦は指標時に相場が大きく動くことを利用するものです。 つまり、
- 最初に40pips 動けばそのまま同じ方向に100pips以上動くことも多い
という指標時ならではの動きに注目します。 よってうまく決まれば大きな勝利を得ることもできますが、 動きが小さいときは指値が成立しないこともあります。 また、動きが大きい時には
- スプレッドが通常より大きくなる
- 注文プライスと実際に成立したプライスに差がある
ということが発生します。業者によっても違うようですが。
今回は米重要指標を対象にしましたが、米国以外の重要指標でも同じく有効ですので、是非チャレンジしてください。