年収を10倍にする方法 実践1
手数料、スプレッド、インターバンク
ここで書くことはおおよそ2%のFXトレーダーしか知らない、実践していない、しかし知らないと損をする内容です。すべて私自身が実践し結果がでている事で、可能な限り実践的に説明することを心がけています。
知識として持っているけど私は使ってない、テストしてない、検証してないものに関しては書きません。実際に私が使って、結果が出ていることを書きます。ほんとうに意味のあることだけを書いていきます。
だから、たとえばこの最初の章では、いきなり、このブローカーの口座を開いてください、とか指定したりするし別の章ではトレードツールもこれを使おうとか、指定します。
特に取引コストとか、ブローカーの財務体力とか格付けとか、具体的にシビアな数字がでてしまうから、あいまいにしておく意味がない。
業界でダメなものはダメと厳しく評価して、良いものは具体的に特定して、推奨するというスタンスです。
原理からしっかり解説することで、各自が今後いくらでも応用が利くようにもしています。応用が利かず成長の可能性を奪ってしまうことがないようにも配慮しました。
テクニカル、ファンダメンタル分析、システムトレード、ストラテジー、自動売買など、全てのテーマを詳しく解説しますが、まずは基礎を固めます。
日本のFXトレーダーの全体の2%の人たちは98%の人たちに比べてだいたい4分の1しか、取引コストは支払っていない。スプレッドも0.5pipsとか。
ここでは、そういう手数料、スプレッドのこと、インターバンク市場について、FXブローカービジネスモデルの構造、FX業界の情勢、その立場でみる具体的なブローカーとか、格安でFXトレードできるスイス銀行の話などをしていきたいと思います。
とりあえず、いろいろ能書きを言っててもはじまらないので、私自身が今、メインで使っている、そのスプレッド0.5pipsで手数料最安のブローカーの事を話します。
ここはアメリカの大手ブローカーですが、最近は日本語のサービスデスクもあるし、日本語のサイトもできています。100%オンラインで口座開設の手続きは完了するし、日本のCITIバンク本店の口座に入金したら海外送金扱いになるから便利だとかいろいろある。
アメリカのブローカーとしては、ここが一番簡単に日本から口座開設できてしまうと思いますし、実際、日本の顧客が増えたから、日本語サービスデスクとか、日本国内の入金口座とかがあるんです。
私自身が、メリットをとつとつと紹介していっても、自分が使っているブローカーだし、バイアスとか主観は
絶対に入るでしょうから、まずは第三者というか、複数のメディアがどのように、そのブローカーを評価しているか、ニュースソースを全文引用して見てみます。
バロンズでIBが最高得点
IBが最高点獲得 バロンズ年次ブローカー審査
共JBN 外0274(産業、金融)(05・3・8)
【産業担当デスク殿】18249
【グリーンウイッチ(米コネティカット州)8日PRN=共同JBN】
米インタラクティブ・ブローカーズ(IB)は、
米経済誌バロンズのオンライン・ブローカー企業(証券仲買会社)
に関する2005年の年次審査で、ソフトウエア・ベースのブローカーとして
ナンバーワンになった。
IBは世界市場で注文の実行・清算コストが安いため、
トレーディング・コスト部門で満点の5.0の評価を得た唯一のブローカーだった。
バロンズのソフトウエア・ベースとブラウザ−・ベース両方の
ブローカーを対象にした8部門の審査で、5.0の評価を得たブローカはほかにない。
同誌は「ソフトウエア・ベースのブローカーをよく利用するトレーダーにとって
コストは非常に重要である。この部門で唯一5.0を獲得したのは、
格安の手数料とプラットフォーム料金が無料のインタラクティブ・ブローカーズだった」
と記した。
30年間にわたってトレーディング技術の先頭に立ってきた
インタラクティブ・ブローカーズ・グループ(IBG)の1部門であるIBは、
世界の専門的トレーダーと投資家に、非常に競争力の高いコストで
「ユニバーサル・ダイレクト・アクセス・トレーディング」と
高機能の取引管理ツールを提供している。
IBは14カ国の50以上の取引所や市場で行われる株式、
オプション、先物、社債、外国為替など幅広い金融商品取引への玄関口である。
IBGのトーマス・ペタフィ会長は
「われわれは世界の主要市場で人々が選択するいかなる種類の金融商品でも、
最良の実行のために必要とされるプラットフォームを提供し、ツールを設計する。
バロンズの最高の評価を得て光栄に思います。引き続き世界で提供する
サービスの幅を拡大したい」と語った。
IBはダイレクト・アクセスの外 国為替取引にインターバンク基準の
スプレッ ドや機関投資家並の 取引サイズ、利害関 係の無抵触を提供した
初めての ブローカーである。同社は顧客を相手に取引する
他の外為 ブローカーとは違って、複数の主要銀行ディーラーを比較して
顧客の注文を最適な 価格を提示するディーラーに直接結びつける。
IBは最近数カ月間で以下のサービスを含む数多くの商品や機能を導入した。
*株式およびオプションまたはいずれかに関して一部実行される
スプレッド注文のリスクをIBが引き受ける
スプレッド注文向けのスマートルーティン。
*ニューヨーク証券取引所(NYSE)や
ボンドデスクECN(BondDesk ECN=電子証券取引)、
あるいはIBのマーケット・メーク関連企業ティンバー・ヒル経由で
注文を即時、最適に実行するダイレクト・アクセスの債券取引。
*オプション取引所が技術的問題に遭遇した時にオプション注文を
自動的に経路変更する「IBスマートルーティン自動修復」サービス。
*1回限り使用可能なIBのパスワードを利用する無料の
「安全取引プログラム(Secure Transaction Program=STP)。
(了)
▽ 問い合わせ先
Communications Director, Isabelle Clary of Interactive Brokers
+1-203-618-7711, cell +1-203-921-7049
Web site: http://www.interactivebrokers.com
ユニバーサルアカウント
ユニバーサル・アカウント 電子取引のIB社が開始
共JBN 外0578(産業、金融)(02・6・26)
【産業担当デスク殿】9874
【グリニッチ(米コネティカット州)25日PRN=共同JBN】
インタラクティブ・ブローカーズ(IB)は25日、
世界的な電子取引に改革することになる新しい
「ユニバーサル・アカウント」(普遍的口座)を開始した。
このアカウントによって顧客は、単一の口座から世界中の市場での
株式、オプション、先物、先物オプション、外国為替などの売買を行うことができる。
インタラクティブ・ブローカー・グループ(IBG)のトーマス・ピータファイ会長は
「可能な最低限のコストで世界的アクセスを進めるという目標を達成した。
顧客はほかのブローカー企業より多くの国際市場センターに
アクセスできるだけでなく、取引のやり方を変え、
だれでも異なる商品タイプや異なる大陸に対しても取り引きできるように、
これまでは複雑な処理を単純で直接的な方法にした」と語った。
IBは16カ国にある40余りの市場へのアクセスを提供する。
その中には米国株式、オプション、先物や欧州の株式、オプション、先物、
アジア地域の先物や外国為替などを含む。
ユニバーサル・アカウント取得者は、1つのスクリーンで世界中の多数の商品を
売買できるほかに、1つの明細書から売買履歴(過去取引明細)を見ることもできる。
ユニバーサル・アカウントを開設もしくは転換する顧客は、
特定の通貨を預金すれば多数の通貨による商品を売買できるとともに、
1つの口座内の通貨間の現金貸借対照表に変えることもできる。
IBが提供する通貨は、米国ドル、ユーロ、英国ポンド、スイス・フラン、
香港ドル、カナダ・ドル、オーストラリア・ドルを基本にしている。
IBの通貨交換率は、リーテールバンクあるいはクレジットカードの交換率より
おおむね有利で、インターバンクに提供される率に近い。
IBは完全にダイレクトな処理、大きなボリューム、自社清算によって、
プロフェッショナル基準の価格で取引実行と清算サービスを提供できる。
IBが提供する米国リテール・コミッション(手数料)は、
500株以下の取引に対して1株当たり0.01ドル、
5000株以上同数株に対して1株当たり0.005ドル、
VWAP株式に対して同0.02ドル、オプション契約当たり1.00ドル、
先物契約当たり2.40ドルとなっている。
国際的なコミッションに関する情報は、
ウェブサイト(www.interactivebrokers.com)まで。
インタラクティブ・ブローカーズ(IB)は、ビジネスウィーク誌(5月27日号)から
低い手数料による取引で優れたオンライン・ブローカーの1社に格付けられ、
株式、オプション、先物、為替、VWAPの仲介取引業務と
清算サービスを行っている。同社は世界的なブローカー業務会社で、
16カ国の40以上の市場で取り引きしているティンバーヒル、
IBGなど大手マーケットメーカーを含む電子的ブローカーで構成する
インタラクティブ・ブローカーズ・グループ(IBG)のメンバーである。
IBGの連結資本は2001年末で9億3170万ドルで、
最大手ウォールストリート企業の機関投資家ランキング100社中31番目である。
IBGの毎日の取引量は2万件を超える。
グループの世界ネットワークは、世界の事務所や取引場にいる
約450のトレーダー、プログラマー、サポートスタッフと接続している。
(了)
▽問い合わせ先
Interactive Brokers LLC
Caarla Cavaletti, Director Media Relations
1-312-542-6928
press@interactivebrokers.com
http://www.interactivebrokers.com
InteractiveBrokers(以下IB)はFX専門ブローカーではなくて、フルブローカーです。それこそ、世界中のあらゆる株式、債券、先物、オプションなどなど、ここまで網羅的にトレード対象を提供しているブローカーは世界中探してもなかなかありません。
日経225先物、TOPIX先物、日本株、エマージングマーケット(新興市場)さえ、IBからトレードできてしまいます。
VISTA(ベトナム、インドネシア、南アフ リカ、トルコ、アルゼンチン)
アメリカ、カナダ、イギリス、ドイツ、フラン ス、イタリア、
スペイン、スウェーデン、スイス、オーストリ ア、
日本、香港、台湾、シンガポール、中国、韓 国、
ロシア、インド、ブラジル、メキシコ、シンガ ポールなどなど
FX、FXというのは、
その中のほんの一部にすぎないのですが、その全部ひっくるめて、単一のアカウントで処理できます。
総合ブローカーは、株、先物、FXとかでそれぞれ、アカウントが独立している場合が多いです。
IBも昔は分かれていたのですが、清算、決済システムが統合されて、ユニバーサルアカウントという単一の口座になりました。
大手で財務体力が優れている、
格付け評価も高い、
トレードできないものを探すのが難しい ほど、投資対象の幅が広い、
手数料がとても安い、
トレーディングツールが優れている。
APIがあるので、サードパーティの優れたツールを接続して
利用できる。
米国Futuresの2006年度『世 界のデリバティブ・ブローカー』トップ50
ではそうそうたるメンバーの中で世界 26位、
委託者資産は500億円以上。
日本の証券会社でも最近は柔軟な売買発注(逆指値注文等)が行えるようになってきましたが、IBでは40種類以上もの注文の種類がある。
安定していて優れた仕様のAPIが無料で公開されているので、自動売買するにはうってつけです。
私は初期のころからずっとIBを使っていますがなんの不満もなく、年々どんどん良くなってきています。FXトレード環境もその最たるものです。
口座(アカウント)ではベース通貨が選択できて、
日本円ベース、
ユーロベース、
ドルベースとか自由に選べます。
もちろんFXトレードができるブローカーなので、通貨両替コストは格安なのは言うまでもありません。
日本国内のCITIバンク本店のIB入金口座へ日本円のまま入金して、アカウントを円ベースでそのまま持つこともできますし、ドルベースアカウントでIBの中でドル転してもいいです。
普通の海外ブローカーへ入金するときは、日本の銀行で円からドル転して海外送金するので、そこの両替コストはFXトレードやってる人間からすると、馬鹿馬鹿しいです。都市銀行手数料スプレッド2円=200pipsですから。
実際、欧米に銀行口座もっていて頻繁に海外送金などをする人なら、このIBの国内口座、日本円入金メソッドつかえば、通貨両替コストも含めて格安に送金できてしまいます。IBからアメリカ国内の銀行へ、国内出金すればいいです。そして、その手数料は無料です。
さて、上のニュースソースで赤でハイライトした部分に注目してださい。
『IBはダイレクト・アクセスの外 国為替取引にイン ターバンク基準の
スプレッ ドや機関投資家並の取引サイズ、利害関係の無抵触を提供した
初めての ブローカーである。同社は顧客を相手に取引する
他の外為 ブローカーとは違って、複数の主要銀行ディーラーを比較して
顧客の注文を最適な 価格を提示するディーラーに直接結びつける。』
ここがIBでのFXトレードで超重要メリットです。FXをトレードするにあたって、根幹に関わるとても大事なことですが、この部分をまともに解説しているサイトも本も私が知る限り、ひとつも存在しません。みんな適当です。そのことを今から詳しく説明します。
まず、インターバンクとかFXマーケット、通貨市場ってそもそも何?ということをしっかり確認しておきましょう。
まず、マーケット、市場。
トレードというのは、このマーケットの中で、ある値段で商品を売り買いする行為のことです。
その売買成立価格というのは、需要と供給の均衡したところで決まります。
Yahooオークションは身近でわかりやすいですよね。商品に価値があり、欲しい人がいっぱいいたらどんどん値があがる。逆に、需要がなければ売れない。
これがマーケット。マーケット参加者の需要と供給によって値段が決まる。
いくら売り手がふっかけようと、値段が商品に対して割高ならば、売れない、
つまり値段が安くなるまで売買成立しないし、
ものがよくて、値段が割安ならば、みんなむらがるから、
値がつりあがって、結局、高い値段で売買成立する。
FXトレードの場合は、通貨という商品をみんなの需要と供給で売り買いして、値段が勝手に決まっていくということになります。
FXのマーケットって具体的にはどこにあって、誰がそのマーケットに参加しているか?
たとえば、東京証券取引所とかニューヨーク証券取引所とか、シカゴ先物取引所とか、一応物理的な場所はあります。
しかし、今はインターネットでトレードするようになったので、もうあまり場所に意味がなくなり、電子市場化しています。
PCからブローカーを経由して、クリック、次の瞬間に何万株買いました、という状況であれば、それは電子市場へ直接接続しているということです。
こういうのを「ダイレクトアクセストレーディング」と言いますが、インターネットが引き起こした革命的現象のひとつです。
売り買い注文のマッチング、つまり需要と供給をどんどんリスティングしていって、売買を成立させる処理をする中心となるサーバがどこかにあります。
アメリカのNASDAQは最初から物理的な立会い取引所は存在しておらず、100%電子市場、つまり中心となるサーバだけでした。
大事なのは取引所ごとにそれぞれ厳然たるルールがあることです。規格化されている。
昔は銀行のディーラーとかが電話でやりとりしていました。「売りいくら、買いいくら」「Done!」とか。お互いの信用。合意。規格化されていない。
今はEBS(Electronic Broking System)、電子ブローキングというシステムが基盤。あとロイターのシステムです。両方インターネットです。インターネット上のどこかのサーバを中心とした電子市場です。
電子的に取引の仲介をするシステムがあって、銀行のディーラーは、自分の会社に設置されているロイターやEBSの端末から注文を出します。要するに、これは「ダイレクトアクセストレーディング」みたいなものです。
現在では為替取引の95%以上がEBS等による電子取引になっています。
よく、FXのインターバンクマーケットは相対取引とかいいます。ほとんどの、FX入門、解説サイトとかにもそう書いてあります。でも、それは嘘です。
たしかに、それぞれ好き勝手に電話と声でトレードしていた時代はマンツーマンの相対取引です。しかし、今はほとんどが、EBSとロイターどっちかのシステムに集約されており、自動的に各銀行のディーラーのオーダーがマッチングされているので、実はNASDAQみたいな取引所の管理下でトレードしているのともう変わらないのです。規格化されてしまっています。
だから現在では、"FXのインターバンクマーケットには中心となる取引所はない、銀行間の相対取引です"というのは、嘘です。
実際は、95%以上がロイターかEBSかどちらかのシステム上で、オーダーがマッチングされています。
誰がFXマーケットの参加者か?
それは、インターバンク市場と呼ばれる名前でわかるとおり
Bank=銀行。基本的に。もちろん日本の中央銀行、つまり日銀も参加しますし、大手銀行も参加します。特に日銀が「通貨価値の安定や市場の乱高下の防止を狙って財務省の指示により日本銀行が直接参加して市場操作し、外為市場の相場に影響を与えようとすること」を市場介入と言います。日銀の介入です。
あとは、銀行以外の参加者としては、機関投資家、IBのようなブローカーもそのうちのひとつです。
このような金融機関であるマーケット参加者の需要と供給によって、FXインターバンクマーケットは成り立っています。もちろん、インターネット上の電子市場です。
通貨両替するのに一般市民に身近なのは、銀行の窓口ですね。海外旅行に行くときに、ドル建てのトラベラーズチェック作ってもらうとか。
レバレッジ1倍。スプレッドが200pipsのFXトレードです。
また、外国為替証拠金取引、つまりいわゆるFXトレードを国内のFXブローカー経由でやったりすることもあると思います。インターバンクレベルのスプレッドでトレードできる、という宣伝が、よく紹介されてます。
こういうものを、インターバンク市場に対して、対顧客市場といいます。英語ではリテール市場という。リテールというのは「小売り」という意味で、インターバンクが卸売りなら
ば、対顧客=リテールは小売りということです。
今までのことを整理するために図で見てみましょう。
この図で上の部分がインターバンクマーケット。EBSとロイターを中心にマーケットが構成されています。
このインターバンクマーケットに接続しているのが、銀行とかFXブローカ。中間業者だね。彼ら、つまりインターバンクプレイヤーは卸売り価格でトレードしています。これがインターバンクレートです。スプレッド1pipsとかです。
一般人はトレーダーも含めて、その中間業者経由でトレードします。彼らの中間マージン上乗せした小売り価格で。リテールのレートです。この部分がリテールマーケットです。下の部分。
ほとんどすべての国内海外FXブローカーは、インターバンクレートのスプレッドを拡 大し、リテールレートを作成、それを顧客に「売る」。そのスプレッドの差額により利益を得るビジネスモデル。けして手数料が無料だと喜んではいけません。国内で手数料が無料のブローカーはスプレッドが大きいはずです。スプレッドが小さいブローカーは手数料が高いはずです。基本的に顧客が利益を得るとブローカーが損失を出すので、顧客との利益相反が生じます。立場的に利益相反するブローカーが自由にクオートを作っているので、クオートの信用性、透明性はありません。しかしトレードするためにはそのクオートをその瞬間の言い値で「買う」しかありません。
スプレッ ドや機関投資家並の取引サイズ、利害関係の無抵触を提供した
初めての ブローカーである。同社は顧客を相手に取引する
他の外為 ブローカーとは違って、複数の主要銀行ディーラーを比較して
顧客の注文を最適な 価格を提示するディーラーに直接結びつける。』
IBではどういう仕組みになっているか、図で見てみましょう。
IBはIDEALPROというインフラ を提供している手数料ビジネスモデル。
手数料は国内のFX業者とは比較にならないほど安い。
顧客との利益相反性は ない。
クオートはインターバンクプレイヤーを含むすべての
マーケット参加者の需要と供給で100%決まる。
完全に透明。
自分のBidAskのクオート(オーダー)を
他のプレイヤーに「買わせる」ことも可能。
要するにIBは、EBSとかロイターみたいな電子市場のシステムを自前で用意してしまったのです。
そして、インターバンクプレイヤーに、ここでトレードしている個人のトレーダーはたくさんいるので、
こっちでも、あなたのオーダーはさばけますよ。
マーケットメイキングして稼げますよ、
だから参加してみてください、って呼び込んだのです。
IBはFXブローカーの役割として、
IDEALPROという、リテールマーケット(対顧客市場)を
提供したんだけど、普通の中間業者とビジネスモデルが違う。
スプレッドを操作して、その差額で儲けるんじゃなくて、
取引所の中立的立場に徹している。
手数料だけ払ってください、あとは勝手に各自オーダー出してください。
我々のシステムはあなたがたのオーダーをマッチングしますから、
というNASDAQとかとまったく同じです。
そこにインターバンクプレイヤーが
接続するので、実質、クオートはインターバンクと変わらなくなった。
IDEALPROに接続しているインターバンクプレイヤーのリスト。
IB Currency Dealing
Interactive Brokers Dealing System
JPMorgan Chase Currency Dealing
THI reuters
UBS FX
IB自身のディーリング、JPモルガン。
THIロイターというのは、ロイター社のディーリングかな、後はUBS-FX。UBSはスイスの銀行で一番有名なところ。
そうそうたるメンバーです。
それらの超大手金融機関のFXディーリング部門が参加している。
こういうのが具体的なインターバンクプレイヤーで、IBのIDEALPROに接続しているのです。
IDEALPROはIBが提供する対顧客市場だけど、これらのインターバンクプレイヤーが提示するクオートは
インターバンクと完全に連動しているわけだから、実質インターバンク市場なのです。
それで、IDEALPROはIBによって規格化されている。
従来は、クオートのスプレッドが、
インターバンク(卸売り)<リテール(小売り)
だったのが、今は、というか少なくともIBのIDEALPROは、
インターバンク(卸売り)=リテール (小売り)
になった。
IDEALPROの最小単位は1pipsじゃなくて0.5pipsで、より細分化されている。
複数のインターバンク参加者とたくさんのIBのクライアントのクオートがリスティングされるので、ベストのスプレッドは通常のマーケットコンディションで最小の0.5とか1pipsしかない。
上のクオートはIBのIDEALPROのリアルタイムクオートを
NYセッションのある瞬間にキャプチャーしたものだけれども、
「ス」というのは文字化けじゃなくて、half=0.5pips
のことです。
上のEURUSDでは
1.38075 - 1.38080
で、スプレッドは0.5pipsです。
USDJPYは、
122.020 - 122.025
で、これもスプレッド0.5pips。
下はまた別の瞬間のクオート。
このときは、GBPUSDなんかもスプレッド0.5pipsになっている。
とうとうでましたね。 0.5pips。
もちろんスプレッドはタイミングによって、
2pipsとか、荒れるときはもっと開くのですが、
それはすべてマーケットの需要と供給で決まること。
ちなみに、このIBのIEALPROのクオートって、
「一番正確」なFXのクオートだよ。
インターバンクレートの需要と供給が生のまま反映されているからね。
途中の中間業者のクオート作成というのがない。
たとえば国内のFXブローカーでは、スプレッドは
通貨ペアごとに3pipsとか5pipsで固定されていて、
マーケットが荒れるときは10pipsとかにブローカーの判断で
拡大されたりするわけだけど、
本来は100%需要と供給で自動的に決まるものです。
あくまで需要と供給でプライスも売り買いのスプレッドもきまる。これが本来のマーケットの姿です。
IBのクライアントは、直接インターバンクプレイヤーと同じ土壌でFXトレードができてしまう。
たとえば、インターバンクプレイヤーのBIDとかASKが提示されているところに、君が(Limit)オーダーだしたら、それも同じようにIDEALPRO上にリスティングされる。
基本的にインターバンクプレイヤーはIDEALPRO上で、
マーケットメイキングしているので、
君のオーダーを取りに来るってことはまずないけれども、
別のIBの顧客が君のオーダーを取るかもしれないし、
Marketオーダーだして、
インターバンクプレイヤーのBID、ASK 取っても、
スプレッドが0.5だったら、
ぜんぜん取引コストとして許容できてしまいます。
とりあえず、FXマーケットの本当の仕組みと、
それをわかった上でのブローカー選びというのが、
まず最初に大事だからIBの説明だけど、
今までのはあくまで、導入部分です。
執行、オーダーもそうだし、テクニカル分析、システム、自動売買とこれから、どんどんより実践的な事を説明していきます。
IBの説明の最後に、手数料です。
スプレッドは需要と供給ということだけど、手数料のこと。
一応国内のFXブローカーの手数料、スプレッドのことをざっと調べてみました。くりっく365という仕組みも含めて。
調べた結果、
日本国内のFXブローカー経由の
トレードコスト=手数料+スプレッド は、
くりっく365でやった場合でも、だい たい、
10万通貨ドル円で4000円
キャンペーンと称して一時的にがんばって3000円
これが今の日本のFXブローカーの取引コスト相場のベストのようだね。
次、IBのIDEALPROの場合。
何も考えないでマーケットオーダー、相手のクオートを取ったとき、
スプレッドが最小のマーケットコンディションのとき、
0.5なので、
10万ドル円 500円
手数料は2.5ドルなので、
2.5ドル≒300円
合計800円
この800円というのは、トレードツールの時に、だいたいの数字としても確認できます。
さて、3000-4000円と800円だから、IBと国内FX業者では4倍5倍の開きがあります。
逆にいうと、
InteractiveBrokersと取引コストで張り合おうとするならば、
手数料無料
というか手数料をスプレッドの中に隠蔽する
ブローカービジネスモデルでは、
手数料無料+スプレッド1とか悪くても1.5くらいでないと
IBの取引コストと張り合えないことになる。
基本的に、電子市場も真っ先に発達したのはアメリカだし、
ブローカーも含めて、トレード業界が成熟しているのは、アメリカです。
だから日本国内のブローカーの手数料が、
ほんの数年前までは馬鹿高だったのもしょうがないです。
今安くなっているように見えるけど、まだまだです。
日本株とかなら、日本のブローカーを使うメリットは大きいと思います。
でも、FXなら世界共通だし、IBみたいに日本から、
100%オンラインで簡単に口座が開けるのであれば、
単に、情報を知っているか知らないかという
違いになるだけだと思います。
口座の開き方は、SwingWaver社のMultiChartsというソフトウェアの紹介ページに画像でわかりやすくステップバイステップで説明しているものがあるので、それを参考にするといいでしょう。
http://www.multicharts.jp/ib/index.php
次に、大事なことだけれども、IB自体に、
日本語サポートがあるので、それも頼りになるでしょう。
基本的に、サービス提供元に直接問い合わせるというのは、
基本というか王道で第三者情報で躓いたら、
最初から当事者に問い合わせるという当たり前の姿勢はもっていたほうが良い。
IBのサポートでもっとも高速なのが、チャットです。
口座開設者ならば24時間あいてるチャットチャンネルへ、口座ログインしてからアクセスできる。