年収を10倍にする方法 実践2
FX先物
通貨の先物。もっと具体的には、CME-Globex通貨先物。
CME - Chicago Mercantile Exchangeというのは、シカゴにある世界最大の先物取引所。
Globexというのはその電子取引部門だ。
なぜFX先物の話をするかというと、それは常識だからだ。
FX先物は、
きちんと需要と供給により100%プライスが決まって、
最小プライス単位が1pips、
ほぼスプレッドも1pipsで、先物なので手数料が安い。
FX先物のメリットはCMEのGLOBEXの規格化があって、
取引コストが安いということ。
今のタイミングではIDEALPROというこの条件を満たしてしまっている
優れたキャッシュのトレード方法が存在しているので、
IDEALPROでトレードする限り、
あえてFX先物を見る理由というのはうすくなってしまったけど、
IDEALPROというのは、やはりIBという1ブローカーが
提供しているマーケットで、1ブローカーに依存している。
それでも国内のFXブローカーのわけのわからないクオートで
トレードするよりは断然まともな方法だというのは、すでに解説した。
ここでは、もっと歴史が古いFX先物トレードの事を述べる。
実際IDEALPROが使えるようになるまでは、
GlobexFX先物が唯一まともな短期FXトレードの方法だった。
IBなんかでトレードしたくない、自分はもっと安い先物専門のブローカーを知っている!
先物しかやらないし、FXも先物だ。先物だけあれば事足りる!
というのであれば、
FX先物をトレードするのがもっとも取引コストが低い方法となりうる。
たとえば、CMEのメンバーの権利を持っているのであれば、
IBでもそのオプションが選択できるんだけど、手数料こみこみではなくて、ちゃんとCMEに支払う手数料はいくら、
ブローカーの決済手数料はいくら、という分離方式でやると、
特にCMEメンバーは本当に格安でトレードできてしまう。
頻繁に大きなボリュームをトレードしているマーケットメイカーは、
通常、その取引所のメンバーシップをもっている。
特にそういうマーケットメイカーがやるスカルピング、
超短期トレードだけれども、とる幅が小さいので、
手数料比率というのが非常に大きくなるし、
このあたりは生命線なのです。
もし、あるトレーダーが自分はとんでもなく効率の良い
スカルピング方法を発掘した、でもめちゃくちゃ
トレード回数が多いし、抜き幅も少ない、、、
というのであれば、
目指すべき道はCMEのメンバーシップを購入して、
決済手数料がボリュームに応じてしっかりディスカウントされる
その手のプロ御用達の先物専門ブローカーを見つけることだろう。
それで、大きなボリューム、小さな抜き幅で、取引コストが極小になる。
通常FXで大きなボリュームで超短期トレードをしている一流どころは、
ほぼ皆間違いなく現物ではなくて先物をトレードしていると思っていい。
まあ、まずまずそういう状況でFXトレードしない人がほとんどだろうから、
そこまで極める必要は通常ないし、個人的にも今の段階ではIDEALPROのほうがお勧めだけど、
それほど先物の潜在能力は高いということだ。
IBという1ブローカーよりもCMEのほうが磐石だ、というのはもちろんあるし。
より安いサービスのいいブローカーを自由に渡り歩くことだってできる。
でも繰り返しになるけど、IDEALPROのスプレッド0.5pipsというのは、かなり大きい。先物に対してかなりのアドバンテージがあると思う。
FX先物のトレードの仕方だけど、もちろん普通の国内のFXブローカーなんかからは無理。
でも、IBなら普通にできる。いろんな世界中の先物がトレードできるけど、
そのうちのひとつとしてGlobexのFX先物があるだけだから。
FXの先物、通貨先物って、
なんかのFXの書籍で読んだことがあるし、
名前くらいは知っている、でもややこしそうだし、
あまり自分には関係ない、って思っている人がほとんどだろうと思う。
まあ、国内のFXブローカーからはトレードできないから、
それは当たり前だね。でもIBとか先物トレードができる
ブローカーからは普通にトレードできる。
実際、ちまたのFX入門書籍などでは、
通貨先物については形ばかり触れるだけで、
あとはFX現物のトレードが当り前だ、
という前提の元で話が進んでしまう。
もしくは、たとえば「マーケットの魔術師」みたいな本で、
大成功しているプロトレーダーのインタビューで、
「CMEの債券とか通貨先物をトレードしています。」
のような記述があって、へえなるほど、
と遠い世界の関係の事のように自分には
関係ないものとして読み流しているかもしれない。
とりあえず、まず「先物ってなに?」
一般にポピュラーなFXの現物=キャッシュ取引とどう違うのか?という基本的なところからみていこう。
先物は、英語ではfuturesという。
たとえば今は9月期限の先物だ。
9月何日とか、あらかじめ決められた未来のある日の値段を前提にして取引する。
だから当然、現物とはプライスが異なる。
将来時点において、だいたいこのプライスだろうというのが需要と供給から決められる。
いちおう、理論値みたいなのはでているし、
FXの先物は特にちゃんと決まるのだが、
先物でもオイルだとか金、砂糖、ゴールドなどもある。
今後値上がりするだろうなという、
マーケットの思惑が強いときは、現物にずっと先行して、
先物が値上がりしたりする。
つまり未来の動向が織り込まれているんだね。
しかし、実際にそのとおり値上がりするかどうか、というのはまた別の話だ。
実は発祥は日本、江戸時代の大阪の米相場だよ。
日本はチャートのろうそく足だとかいろいろ相場は発達している。
テクニカル分析でも日本の相場師が開発したものがいっぱいある。
一目均衡表とか。
米相場というのは不確定要素がある。
農業は天候によって毎年豊作とか不作とかあるよね。
値段があがったりさがったりする。
まあそれが相場なんだけども、需要と供給だね。
でも、実需で商売している、米商人も、田んぼから米つくって
売る農家も、あんまりそういう相場の変動がありすぎると、商売が安定しにくい。
現物をそのまま売り買いするのは変動が大きすぎて、
不安だから、あらかじめ未来の受け渡し日の値段を
前もってお互い決めちゃうわけだ。
もうその受け渡し日までに相場が上下しても、
今きめた価格で取引しようってね。
だから、先物は1枚2枚とかコントラクト(契約書)という単位だけど、
ある現物の単位量あたりの未来の値段が書いた契約書だ。
そういう受け渡し期限の予定価格を売買するのを現物にたいして先物という。
基本はこういう商売の安定のためにリスクヘッジをする、ということだ。細かいことをいえば、先物を売って現物を買ってとか
いろいろあるけど、基本は商売の安定のため。
でも、FXの売買差額を狙ってFXトレードが成立するように、
先物でも売買差額を狙う相場師はそれこそ昔からずっといた。
さて、FX先物の価格について。
通貨の場合は金利があるよね。正確には、
通貨ペアをトレードしたらそれぞれの通貨の金利差がある。
これはスワップと呼ばれるね。
金利差だからプラスもあればマイナスの場合もある。
ドル円ならば、ドルのほうが金利が高いから、
ドル円のスワップはプラス。
単純計算で現物にその未来の時点までに金利ってのが絶対つく
現物には先物期限日までのスワップ分が自動的につけられる
CMEサイトから実際にリアルタイムのFX先物レートがみれるので、
確かめてみよう。
http://equivalentsrdc.cme.com:443/e-quivalents2.swf
これは、FX先物レートであると同時
に、
そ のスワップ分から計算したFX現物理論値の表示
なんだ。
ここでは、上から3つ順番にユーロFX、日本円、ポンドだね。
すべて、USDに対してで、
EURUSD、JPYUSD、GBPUSDの先物。
ここで、注意したいのは、先物は、すべて
ユーロドル
円ドル
ポンドドル
というように、対ドルで一貫しているんだけども、
現物は、歴史的経緯から国、通貨の順番
みたいなのがあって、一貫していない。
今は、ユーロという通貨ができたので、
EUR
GBP
AUD
USD
CHF
JPY
みたいな順番になっていて、
このリストの上位の通貨が通貨ペアの先に来ることになっている。
EURGBP
EURUSD
GBPJPY
USDJKY
のようにね。
EURが一番上、GBPが二番目、USDがあって、最後にJPYとか。
これはおそらく大英帝国時代のなごりで、
イギリスの通貨であるポンドGBPがもっとも格上だという様式だね。
オーストラリアの通貨であるAUDが
アメリカの通過のUSDよりも上にあるのもオーストラリアがイギリスの植民地
だったからだね。
日本が最後尾にいるのもそういう理由だろうと思う。
だから、現物ではUSDJPYとなるけど、先物ではJPYUSDとなる。
USDJPYでは1ドル120円のとき、
JPYUSDでは1円 1/120=0.008333になる。
逆数だね。
このあたりFX先物は、ペアによっては現物と逆数
になるのでちょっとややこしい。
さて、上のリンク、画像に戻ると、
上から、
EURUSD
JPYUSD
GBPUSD
だけど、
取引量が多い上位3のペアだね。
ここではEURUSDに注目してみよう。
13673 13674
1.3651 1.3653
というのがある。
上の小さい文字のほうが先物
下の大きい文字のほうが現物の理論値
その下にForwardPointsというのがあって
-21.50 -21.00 というのがある。
これが、金利差、スワップの分の調整ポイントになるわけだよ。
ユーロのほうがドルよりも金利が高いので、
13673 +21.50= 13651
13674 +21.00= 13653
という感じでこの先物期限までのスワップ分が
先物に加えられて現物の理論値になっている。
この理論値はIBのサイトからみれるIDEALPROのクオートと、
リアルタイムでほぼ一致することに注目しよう。
http://www.interactivebrokers.com/images/flash/forexTicker_US.swf
要ブックマーク。
この現物と先物のあいだのスワップ分の差は、
期限に近づくほど小さくなっていって、
期限日にはゼロ、つまり現物と先物の価格は一致する。
そして、今度はまた先の期限日の先物に切り替わるわけだね。
実際にチャートをみてみよう。
そ のスワップ分から計算したFX現物理論値の表示
なんだ。
ここでは、上から3つ順番にユーロFX、日本円、ポンドだね。
すべて、USDに対してで、
EURUSD、JPYUSD、GBPUSDの先物。
ここで、注意したいのは、先物は、すべて
ユーロドル
円ドル
ポンドドル
というように、対ドルで一貫しているんだけども、
現物は、歴史的経緯から国、通貨の順番
みたいなのがあって、一貫していない。
今は、ユーロという通貨ができたので、
EUR
GBP
AUD
USD
CHF
JPY
みたいな順番になっていて、
このリストの上位の通貨が通貨ペアの先に来ることになっている。
EURGBP
EURUSD
GBPJPY
USDJKY
のようにね。
EURが一番上、GBPが二番目、USDがあって、最後にJPYとか。
これはおそらく大英帝国時代のなごりで、
イギリスの通貨であるポンドGBPがもっとも格上だという様式だね。
オーストラリアの通貨であるAUDが
アメリカの通過のUSDよりも上にあるのもオーストラリアがイギリスの植民地
だったからだね。
日本が最後尾にいるのもそういう理由だろうと思う。
だから、現物ではUSDJPYとなるけど、先物ではJPYUSDとなる。
USDJPYでは1ドル120円のとき、
JPYUSDでは1円 1/120=0.008333になる。
逆数だね。
このあたりFX先物は、ペアによっては現物と逆数
になるのでちょっとややこしい。
さて、上のリンク、画像に戻ると、
上から、
EURUSD
JPYUSD
GBPUSD
だけど、
取引量が多い上位3のペアだね。
ここではEURUSDに注目してみよう。
13673 13674
1.3651 1.3653
というのがある。
上の小さい文字のほうが先物
下の大きい文字のほうが現物の理論値
その下にForwardPointsというのがあって
-21.50 -21.00 というのがある。
これが、金利差、スワップの分の調整ポイントになるわけだよ。
ユーロのほうがドルよりも金利が高いので、
13673 +21.50= 13651
13674 +21.00= 13653
という感じでこの先物期限までのスワップ分が
先物に加えられて現物の理論値になっている。
この理論値はIBのサイトからみれるIDEALPROのクオートと、
リアルタイムでほぼ一致することに注目しよう。
http://www.interactivebrokers.com/images/flash/forexTicker_US.swf
要ブックマーク。
この現物と先物のあいだのスワップ分の差は、
期限に近づくほど小さくなっていって、
期限日にはゼロ、つまり現物と先物の価格は一致する。
そして、今度はまた先の期限日の先物に切り替わるわけだね。
実際にチャートをみてみよう。
上のチャートは、IBのTWSという執行ソフトの中で表示させた
1時間足で4日分くらいのチャートだけど、
上がIDEALPROの現物、下がGLOBEX先物。
よく、左の価格レベルでみるとわかると思うけど、
先物のほうが常にプライスが大きい。
HTMLベースでは、Quote.comから
先物も現物のチャートがみれる。
1時間足で4日分くらいのチャートだけど、
上がIDEALPROの現物、下がGLOBEX先物。
よく、左の価格レベルでみるとわかると思うけど、
先物のほうが常にプライスが大きい。
HTMLベースでは、Quote.comから
先物も現物のチャートがみれる。
quote.com のリンク
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