年収を10倍にする方法 実践4
テクニカル分析
最初に、もちろんFXのチャートをいっぱい使うわけだけれど、
ここでは、
MetaTrader4(MT4)というソフトを使う。
MetaTrader は、誰でも無料ですぐダウンロードできて、
かんたんな登録のみで使える軽快、高機能な
FXリアルタイムクオートのチャートソフトウェアだ。
「すでにMetaTrader4を使っている!」
「すでに愛用している別のFXのチャートソフトがあるし、
フィボナッチレベルのラインも自由にひける!」
という人以外はぜひ今すぐインストールしてほしいと思う。
そして、実際にチャートを表示させながら
やってもらえればいいと思う。
DownloadMetaTrader 4(開発元),
DownloadMetaTrader 4(AlpariブローカーDemo)
ここでは、 MT4の基本的な使い方を解説するのは趣旨とは
はずれるので、MT4ビギナーの人は各自で自習してほしいんだけど、
チャートの設定だけ重要なので、上の図を見てほしい。
チャート上で右クリック>プロパティで、
上の図のようなプロパティウィンドウが出ると思う。
要するにとりあえず、上の図のチェック状態と同じに
してほしいのだけれども、
ポイントは、
ロウソク足にする、
期間区切り表示する、
グリッドの表示は意味ないのでオフにする、
ということ。期間区切り表示する、
グリッドの表示は意味ないのでオフにする、
このあたりは基本のチャートテンプレート(定型)として保存してもいい。
上の画像は、EURUSD(5分足)のチャート。
このチャートは一段落した
(一段落しているというのも、このフィボナッチで理解できる)
結果論のイメージだけど、それを元に解説したいと思う。
フィボナッチレベルは主にフィボナッチリトレースメント(戻り)
を調べるように利用する。
たとえば、今回のような大きな動きをマーケットが開始したタイミングで、
いったいどの程度まで動くのか、ある意味おおざっぱに、
ある意味非常に正確に見通すことが可能。
大きな動きがある最初は、だいたい小さな動きがある。
僕はこれを勝手に初期パルスだとか、第一波動とか、
勝手に呼称しているけど、それをステップ1として特定する。
まず初期パルスを特定。
フィボナッチレベルはある程度引き方を理解していると、
かなり精度よくマーケットを俯瞰することが可能になる
テクニカル分析手法だけど、まずフィボナッチとはそもそも何か?
フィボナッチというのは数学者の名前。
彼はフィボナッチ数列というのを規定した。
ざっと説明してすると。
基本的に、フィボナッチ数列とは、黄金比1.618の等比数列。
..... 0.236 0.382 0.618 1 1.618 2.618 4.236 .....
黄金比というのは数字のなかで非常に対称性が
強い性格を持っている数字で、たとえば、
1.618の逆数は0.618
で
x-1=1/x
(1.618 − 1) = 1 ÷ 0.618
というようにそもそも定義することができる。
この黄金比の数列がフィボナッチ数列。
まあつまりフィボナッチ数列ってのは黄金比の繰り返しだ。
入れ子構造みたいなかんじ。
だからフィボナッチ数列の0.236と4.236の
小数部分が同じであるとか、そういうのは偶然ではなく、
この黄金比の対称性の表れであって、
また0.236というような中途半端な数字も黄金比から計算される
まっとうな比率であって、
けして適当なマジックナンバーではないというのは理解しておきたい。
このフィボナッチ数列の割合でチャートに線を引く。
MT4にはそういうツールがある。
さあ、これはまったく不思議なことなんだけれども、
この初期パルスはフィボナッチレベルを通じて、
当面マーケットの上下の動きを支配してしまう。
当面というのは、つまり未来のマーケットの挙動のことだ。
雇用統計などの指標が発表された瞬間などは
瞬間的に上下にプライスが振れるけど、
これなどはもっとも明確な初期パルスであるといえるね。
これは特に後述する。
さて、今回のチャートでは少し見づらいですが、
チャートの左下に斜めの赤の破線がみえると思う。
これが初期パルスの幅で、
フィボナッチレベルは100%から0%の方向へ引かれている。
0%のレベルが最先端、つまりチャートでは底であり、
100%のレベルにまで戻れば、
それはフィボナッチリトレースメント100%戻りになる。
このフィボナッチレベルは100%の次は
161.8%、261.8%、432.8%と続くわけだけど、
これは上で紹介しましたように、黄金比の等比倍率になっている。
このチャートを見ると
161.8%を突破すると
すぐに261.8%に届き、一休みし、
次に432.8%に届いた時点で反発しているのがわかる。
もちろん一般 論として、どのレベルにまで達するのか、
というのは事前に予測するのは困難だけど、
利益確定レベルとして待ち受ける、
あるいはストップレベルとして待ち受けるという使い方がもちろん可能で、
特に、このように大きく動いてポジションが乗っているときは、
過不足なく利益確定することが可能な唯一無比の方法で
あるかもしれない。
ちなみにこのチャートはたまたま、あらわれた最近の
ああやっぱりまたか、ちょうど例にもいいな、と選んだだけで
とりわけ、探し回って、中から選りすぐったものでもなんでもない。
フィボナッチレベルが魔法のように現れるのはたくさんある。
上の画像は、4時間、あるいは日足のEURUSDの直近のチャートだね。
この場合も第一パルスを目視で特定し、
100%-0%のフィボナッチレベルをそれに基づいて引いている。
この期間での極大値はちょうど161.8%になっている。
さらに、このチャートの極大値から、
ごく最近の極小値にふたたびフィボナッチを引いています。
その結果、ちょうど現在はその61.8%で
もみ合っているというのがわかる。
次は、これに時間軸を加えて、
もっと詳細によりその威力を明確にしていく。